【ジャズボーカルちょっとトーク】70年代のジャズスタンダード曲

ご無沙汰しております、鈴木智香子です。
最後にブログを書いたのはいつの日か…あれから特に何かについて考察してわざわざ文章するネタもなく、ぼーっと毎日を過ごしてました。つまり今までの文章にしたものは単に頭の中でぐるぐる絡まっていた思考をアウトプットしてたんですね。で、いったんスッキリしてカラッポになったみたいです。

さて、ここでまた日々のレッスンでお話させていただいている事で、文章としてまとめておきたいものが出て参りましたので、この場を借りて記してみたいと思います。

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ジャズヴォーカルの本当の声質?

たまに、オーディオファンの知り合いのお家に招かれ、最高の音質でジャズ(ボーカル)のレコードを聴かせてもらうという、有難い機会に恵まれることがあります。

 

レコードは、当然デジタル処理されていないので、唇をなめる音や息遣いのタイミングまでもが手に取るように分かります。なので、レコードを聴くことは当時の歌手の声を知るのに大変貴重な資料となります。

 

今まで、カーメン・マクレエ、ジューン・クリスティ、クリス・コナー、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、そしてアン・バートン、ジョー・スタッフォード、ダイナ・ショア等々、様々なタイプの歌声を聴かせていただきました。

 

そして当然、管楽器(サックス・トランペット等)の演奏も。 そこで、皆さんに信じていただけるかどうか自信がないのですが、アナログなサウンドで楽器の音色や歌声を聴くと、何だか皆『ザラついている』のです。CDのデジタルなサウンドで聴いていて艶やかな声(音)だと思いこんでいた歌手(プレイヤー)ですら、意外とハスキーで、声(音)に空気がまとわりついている感じなのです。楽器では、このような音色を『サブトーン』というらしいです。

 

さて、この結果をどう受け取るか?この人達全員に共通して持っている音、これが当時の『ジャズ』の歌声(音色)だったのではないでしょうか? 生前のフィル・ウッズのアルトサックスの音色を間近で聴いたことがありますが、意外とカスッカスな音をしていたのを思い出しました!

 

鈴木智香子 拝

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最も有効なトレーニング

【ジャズボーカル ワンポイントレッスン】 最も有効なトレーニングは、やはり自分の歌声を録音して自分で評価する事です。 アカペラで歌ったものを録音するのが一番ベストですが、ベースラインだけで歌ってみるのもお勧めです。自分の歌がいかにピアノの和声や音程、ドラムのリズムやタイミングに頼って歌っていたかを思い知らされます。 自分の声だけで、両方が醸し出せるようになるのが理想ですね。 たとえば、こんな風に歌えたら最高!バンドの音まで聴こえてきそうですね。 

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【ジャズボーカルちょっとトーク】クルーナー歌手といわれた歌手達について検証してみました。

こんにちは。鈴木サキソフォンスクール ジャズ、ボサノバボーカル講師 鈴木智香子です。先日、ラジオのジャズ番組にて『クルーナー歌手』と呼ばれる歌手達についてのお話と、代表曲をご紹介させていただく機会に恵まれました。その際に、いろいろお話の背景として独自で調べてみたことなどを、この場でご紹介したいと思います。大学のレポートみたいにそっけなくてちょっと長いですが、ジャズボーカルを学んでいる皆さんお役に立てたらとても嬉しいです。何事もオリジンを知るというのはとても大事なことですよね。

 

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【ジャズボーカルちょっとトーク】ソロイストの資質『ずうずうしさ』

こんにちは。鈴木サキソフォンスクール ジャズ、ボサノバボーカル講師 鈴木智香子です。今まで、【ジャズボーカルって何?】と銘打って、『ジャズボーカルを定義してみよう!』、という試みでずっとお話をさせていただきましたが、こんな拙い文章にも拘らず多くの皆さまにご閲覧いただき、誠に有難うございます。

 

実のところ、自分の中でも一つの話をまとめ上げるのに、とんでもない時間を費やしており、ホームページをご覧の通り私なんかよりずっと頻繁にブログを更新している鈴木学「効率が悪すぎる!」と何度も叱られ…結局グレて放置していました(笑)。

 

そこで次回から心を入れ替え、教室の生徒さんをはじめ、ジャズボーカルをお勉強している方に少しでも役に立つといいなと思う実践的、観念的なお話や私なりのアドバイスなどを中心にエッセイ形式で書いてみようかな、と考えました。 

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