ジャズヴォーカルの本当の声質?

たまに、オーディオファンの知り合いのお家に招かれ、最高の音質でジャズ(ボーカル)のレコードを聴かせてもらうという、有難い機会に恵まれることがあります。

 

レコードは、当然デジタル処理されていないので、唇をなめる音や息遣いのタイミングまでもが手に取るように分かります。なので、レコードを聴くことは当時の歌手の声を知るのに大変貴重な資料となります。

 

今まで、カーメン・マクレエ、ジューン・クリスティ、クリス・コナー、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、そしてアン・バートン、ジョー・スタッフォード、ダイナ・ショア等々、様々なタイプの歌声を聴かせていただきました。

 

そして当然、管楽器(サックス・トランペット等)の演奏も。 そこで、皆さんに信じていただけるかどうか自信がないのですが、アナログなサウンドで楽器の音色や歌声を聴くと、何だか皆『ザラついている』のです。CDのデジタルなサウンドで聴いていて艶やかな声(音)だと思いこんでいた歌手(プレイヤー)ですら、意外とハスキーで、声(音)に空気がまとわりついている感じなのです。楽器では、このような音色を『サブトーン』というらしいです。

 

さて、この結果をどう受け取るか?この人達全員に共通して持っている音、これが当時の『ジャズ』の歌声(音色)だったのではないでしょうか? 生前のフィル・ウッズのアルトサックスの音色を間近で聴いたことがありますが、意外とカスッカスな音をしていたのを思い出しました!

 

鈴木智香子 拝